誰でもオリジナルサービスのアイデアが思いつく考え方

はじめに

どうも、@redtail03です。都内でWebエンジニアをしております。Twitter idの由来は、Red Tail Catfishというナマズを飼うのが夢ということからです。

自分はProgateが大好きで、人にプログラミングを教える際は必ず「Progateやって、わからないところを質問して」と伝えます。

プログラミングの上達に必要なことの一つに「自分でサービスを作る」というものがあります。Twitterを眺めているとそのように勧めている方もちらほら見かけます。にも関わらず「Progateが終わってサービスを作ってみました」という方はあまり見かけません。「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」というタグが流行り、いよいよProgateで学習している方が増えているのにも関わらず、です。

どのような問題があるのか把握すべく、Twitterでアンケートを取ってみました。

すると「オリジナルサービスのアイデアが思いつかない」という意見が一番多くなりました。 そこで、Webエンジニアの自分が普段どのようにサービスを考えているかを整理してみました。微力ながら参考になれば幸いです。

オリジナルサービスのアイデアの出し方

ざっと考えてみたところ、以下のようなことを思いました。順に解説していきます。

・自分が好きなことは何か?
・身近な人が困っていることは無いか?
・すでにあるものを組み合わせる
・Tips

1.自分が好きなものは何か?

自分の経験上最もモチベーション高く開発できるのは「自分が欲しいものを作っている時」です。趣味や昔取り組んでいたもの、部活動などで「これがあったら便利だな」と思うものはありませんか?例えば私は音楽が好きなので、「色々な人からオススメの音楽を教えて欲しい」と思っていました。そこで、youtubeにアップされている曲を投稿してプレイリストにできるサービスを作ったりしました。

2.身近な人が困っていることは無いか?

次に考えてみて欲しいのは「身近な人が困っていることを解決できる何か」です。誰かのためになるという点でとても有益ですし、喜んでくれる人がいるというのはモチベーションが上がるものです。今製作中の「Progateのユーザーだけが質問できるQ&Aサイト」はこれに当たります。

仮説を立てる

1と違い他の人が抱えている問題なので、一度確かめる必要があります。 私の場合はこうです。プログラミングを学習するとすぐにエラーが起こったりわからないことが出てくるため、きっと独学で勉強している人は質問がしたいだろうなと考えました。しかし、既存の質問サイトに上がっている初心者らしき質問はごくわずかです。そこで「初心者/独学であるほど見当違いの質問をしてしまうのが怖いのではないか。であれば見当違いな質問をしても大丈夫な場所を作れば使いたい人がいるのではないか」という仮説を立てました。そして、実際にTwitterにて聞いてみることで、仮説を確かめました。

今回はやはり困っている人が多くいることがわかりました。また、ある程度多くの人が使ってくれそうであるという点もモチベーションのポイントになります。

3.すでにあるものを組み合わせる

おぼろげに作るべきものの輪郭が見えてきたら、どんなタイプのサービスにするか、どのような機能を作るかを決めます。この時、既存のサイトを大いに参考にします。世の中のサービスのほとんどは、それまでにあったものの組み合わせです。例えば「Pairs」や「Tinder」といったマッチングアプリは「男女」をマッチングしますが、「Airbnb」は家を貸したい人と借りたい人をマッチングしています。もしかしたら「本を貸したい人」と「借りたい人」をマッチングするサービスが求められている可能性もあります。

サービスのタイプを抽象化して考える

上記でマッチングサービスについて言及しましたが、例えばSNSサービス、レビューサービス、通販サービスなど、サービスのタイプを抽象化して考えるといくつか出てくると思います。あとは「何のマッチング」なのか、「何のレビュー」になるのかは、1,2で思いついたものと組み合わせると良いでしょう。

サービスの機能を抽象化して考える

投稿機能、コメント機能、タグ付け機能など、数多くのサービスで利用されている「機能」はほとんど共通しています。思いついたアイデアを元にユーザーにとって必要な機能を洗い出し、その上で優先順位をつけて実装することにしましょう。

Tips

ここからは本筋とは関係なく思いついたことについてつらつらと書きます。

少数の人が熱狂的に使ってくれるものを目指す

自分が使いたいサービスを考えることと関連するのですが、せっかく使ってくれるのであれば夢中で使ってくれるものの方が、作る上で身が入ります。多少ニッチでも良いので、ファンがつくようなサービスを目指したいところです。

多くの人が潜在的に欲しいと思っているものを目指す

上で言っていることと矛盾してしまうようですが、「潜在的に」というのがポイントです。いつかサービスが成長し「普通に便利だし使うか」となってくれる人が多く居れば居るほどサービスとしては持続していけるでしょう。平たく言えば「市場があるかどうか」といったところでしょうか。

モチベーション維持

何事も、続けなければ意味がありません。そのためにはモチベーションの維持が重要です。「なぜ作らなければいけないのか」「いつまでに作るのか」を人に宣言するなど、この辺りの工夫をする必要もあります。

終わりに

せっかく読んでいただいたので、この記事を読んだ後にやってみると良いことについても書いておきます。

この記事を読んだ後のアクション

・以下についてひと通り書き出し、考えた上でTwitterに投稿してみる

1.自分が好きなことは何か?
2.身近な人が困っていることは無いか?
3.すでにあるものを組み合わせる

情報が整理しきれていませんが、後ほど図など追加しようと思います。 ありがとうございました。